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中小企業診断士が通信制高校教師へ@埼玉

中小企業診断士が通信制高校教師へ@埼玉

◆◆コーヒーブレイク:診断士のつぶやき

『中小企業診断士は独学でなれる』

コーヒーブレイク:中小企業診断士のつぶやき
1.受験生の失敗:大切な過去問題集
2.中小企業診断士試験の監督ってだれ?
3.足の裏のご飯粒
4.企業内診断士の憂鬱
5.受かる人、受からない人
6.中小企業診断士になると先生と呼ばれる?
7.100人の中小企業診断士


1.受験生の失敗:大切な過去問題集
試験勉強においてもっとも重視すべきは過去問題です。だからといって大切にするといっても・・・という例ですが。
過去問は大事なので、なるべくきれいに使おうと思うタイプ。特に、最新(前回)の問題は、実力がついた暁(!!)に、合格の可能性を見るのに使えるので、中身を見ずに大事にとっておこうと考えるパターン。通常、次回も使えるきれいな問題集が残ります・・・。



2.中小企業診断士試験の監督ってだれ?
現在、中小企業診断士試験の実施機関として、(社)中小企業診断協会が指定されています。

中小企業診断協会は、中小企業診断士によって構成されている団体です。加入せずとも診断士の登録や活動は可能ですが、会員の連携と資質向上を目的に、いろいろな活動を行っています。

会員から具体的に見える活動としては、診断士の研究会の支援、更新研修および更新の支援、会報の発行などでしょうか。

試験を実施している診断協会が、試験監督に任命しているのは協会所属の診断士です。試験機関に通学されている方は、講師として診断士に会っていると思いますが、独学の人にとっては、診断士に会える貴重な機会といえます。

試験監督の報酬は決して高くない(2日間で1次試験の受験料2人分程度?)そうですが、希望者はかなり多いようです。

報酬目的というより、協会の行事ととらえ積極的に参加する、ということでしょう。協会行事の参加率で試験監督が決まっているといううわさもあるようですが。


3.足の裏のご飯粒
診断士に合格してから、先輩診断士にいわれたことは、「診断士になっても尊敬してくれるのは受験生ぐらいだよ」でした。

同時にいわれたことは、「資格は足の裏のご飯粒だ」ということです。「取っても食えない」という意味です。

確かにどの資格をみても、資格があるだけで生活していける、ということはありません。資格をとって独立している人は多くても、資格で食べているのではなく実力で食べているのです。このことは、資格の選択においても頭に置いておく必要があると思います。

資格を取得してから、どう実力をつけていくか、どう人脈のネットワークを広げていくかが大事だということになります。

でも、「足の裏のご飯粒」にはつづきがあります。「とらないでいると気持ちが悪い。」



4.企業内診断士の憂鬱
●合格後の活用法
企業内にいると、診断士に合格しても、なかなか活用の場がないものです。合格を機に、企画部門に転勤になり、思う存分実力を発揮している人は、残念ながら多くないと思います。

●相談されるということ
もちろん、直接的に活用の場がないといっても、それまでの業務にも、新しい視点で取り組むことができたり、他の部門から相談を受けることもあります。特に、企業内の他部門から相談されたりすると、解決策を一生懸命考えますが、肩に力が入りすぎると逆効果になることもあります。

●以下は、そんな一例ですが・・・
資格を取ってまもなく、勤務している企業で(いまさらながら)ITプロジェクトが立ち上がることになり、プロジェクト参加の打診があった。ここぞとばかり、企業における情報システムの意義について、10ページほどのレポートを書き、参加予定メンバーにメール。そもそも論からはじまったこのレポートに対する反応はゼロ。おまけに正式発表されたプロジェクトのメンバーにも入っていませんでした。内容は、なかなかいいことが書いてあったのですが。

・・・まあ、なにごともほどほどに、ということでしょうか。


5.受かる人、受からない人
●試験の目的
診断士試験の目的は何でしょうか。試験の目的は、診断士にふさわしい人を合格させ、ふさわしくない人を不合格にすること、といういいかたもできます。しかし、完璧に分けることはできません。ふさわしい人をすべて合格にするためには、ふさわしくないのに合格する人が出てきます。逆に、ふさわしくない人をすべて落とそうとすれば、本来診断士になるべき人でも、不合格になることがあるでしょう。この二つのバランスを取らなければならないわけですが、現実の試験では、「受かるべき人が落ちる」ことに目をつぶっているように思います。

●実力と合格力
いいかえれば、診断士試験に合格したということは、「一定の実力あり」と認められたことになりますが、コンサルタントとしての実力と合格するかどうかは、イコールではないということです。

●先生役と生徒役
受験生同士でお酒を飲んでいると、自然に先生役になる人と、聞き役(生徒役)になる人に分かれるようです。どうも、先生役になる人は「あんなに実力があるのに」といわれがちで、生徒役になる人の方が「すんなりストレートで受かっちゃた」ということが多いような気がします。素直さも合格のためには必要なようです。


6.中小企業診断士になると先生と呼ばれる?
3次実習(現在の実務補習)の前に、1年前に診断士登録された方に、話を伺いました。「診断士になると『先生』」と呼ばれ、郵便物にも『先生』と書いてある」といわれました。
確かに、指導を受けた先輩診断士に対しては、自然に先生と呼びますが、少なくとも、比較的若い人同士では、互いに先生と呼び合うことは、まずありません。

一度だけ、診断協会から勤務している会社に、「先生」つきで電話がかかってきたことがありましたが、電話を受けた人が、一瞬誰のことだかわからず、目が点になっていました。また、自分の名前に「先生」が付いているのを見るのも、出版社などからの郵送書類の宛名ぐらいです。

ただ、「先生」という敬称が、急に出現する場所があります。中小企業診断協会の集会です。こういった会では、顔は見たことがあっても名前の浮かばない方にたくさんお会いします。そんなときは、顔をみながら「先生」と呼べば話が通じます。そんなときは、相手からも「先生」とよばれることが多いようです(つまりこっちの名前を知らない)。


7.100人の中小企業診断士
100人の中小企業診断士のうち、60人は企業内診断士。独立している40人のうち30人は定年退職している。企業内診断士のうち35人は、名刺に中小企業診断士と書いていない。35人のうち19人は、会社に止められている。

50人は、研究会活動をし、そのうち30人はやめたいと思っている研究会がある。

60人の企業内診断士のうち、58人は独立を考え、2人は、自分が診断士だったことを忘れている。

100人の診断士のうち、30人は情報システムが得意分野で、20人が財務が得意。両方が特異な診断士はひとり。
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